Vol.10~ 道路陥没原因の50%以上が取付け管だなんて!~ (2015.11.27)

2020年3月16日月曜日

押し込みカメラ 調査

皆様、こんにちは!
来週の火曜日から、いよいよ師走に入りますね。

メルマガ原稿を作成するにあたって毎回悩むことは、紹介させていただく製品ももちろんなのですが、「どんなタイトルにしようか」ということなのです。

多くの方に購読していただくためには、普通のメールも含めてタイトル(ヘッドライン)は重要だと考えられます。大事なことは、タイトルそのものが「売り込み」の宣伝文句になってしまわないことだと思います。メールのタイトル(ヘッドライン,キャッチコピー)にはいくつかの型があり、これに当てはめると比較的簡単につくることができますよ。「まさか、〇〇で、〇〇するなんて・・・」という型を使用し〇〇に言葉を入れた例文を作成してみると、


  • まさか、たった2週間で10Kgのダイエットに成功するなんて・・・
  • まさか、たった1ヶ月で英会話がマスターできるなんて・・・

どちらも「売り込み」の宣伝文句には見えないですよね。
これは意外性を利用したものなのですが、〇〇の部分に「誰でも知っていること」を入れてしまうと効果が得られません。その他にもありますが、長くなりますのでこの辺にしたいと思います。このような「型(テンプレート)」を使用した文章は、顧客や見込み客へのセールスレター(メール)に使用しても効果があるのではないでしょうか。

今回のタイトルでは、取付け管の不備が道路陥没の原因となってしまうお話しをさせていただきたいと思います。


(下水道が原因の)道路陥没って、どういうことなの?

以前にもお話しさせていただいたかも知れませんが、現在の我が国の下水道管路延長は、約46万km(地球約11周分)に達しており、普及率も約77.6%となっているのですが、それに伴って老朽化した下水道管を増えて、道路陥没は年間で約4000件前後で推移しているそうです。

地中に埋まっている下水道管に破損箇所ができると、降雨によって溜まった地下水と土砂が下水道管内に流れ込んでしまいます。道路のアスファルトと下水道管に存在していた土砂が下水道管内に流れ込んでしまうとアスファルトと下水道管の間に空洞ができてしまうのです。空洞が大きくなってしまい、舗装路盤のみでは耐え切れずに陥没に至るケースが多く、甚大な被害を招きやすいのです。その他にも、硫化水素による下水道管の腐食等他にも原因はありますが、一番多いのが前述したことによるものだということなのです。


「取付け管」とは?

公共下水道が使用できるようになると皆さんの家庭のトイレ、風呂場、洗面所、台所などから出る汚れた水を、汚水ますに集め、道路に埋設された下水道管に流します。この「汚水ます」と「下水道管」とを結ぶ管を「取付け管」といいます。
この取付け管は、汚水ますだけでなく、マンホールに接続されている場合もあります。

この取付け管と下水道本管の接合に施工上の不備があったり、長い年月の経過や地震による地盤の変化によって接合部に欠陥が発生することがあるのです。


道路陥没の原因調査を行った結果、こんなことがわかりました。

私が実際に調べたわけではなく、国土交通省に国土技術政策総合研究所(以下、「国総研」)という機関が調査した結果を元に記述させていただきます。国総研の調査結果によると、平成18年から下水道が原因とされる道路陥没のアンケート調査を実施しているとのことで、だいたい42・3年くらい前に布設された管きょの陥没件数が多いという結果が出ており、高度成長期(昭和35年~54年)に布設した管きょで陥没が多く発生しているとのことでした。これは、材料的にあまり良くないものが使用されたか、あるいは施工を急いだことによる施工不良が多かったのではないかと推定されているようです。

また、陥没の発生月を見ると、7・8月が多く夏場に発生していることがわかりました。これは、暑くなると路面温度が上昇することによって舗装(アスファルト)が柔らかくなり、その結果によって道路陥没が発生しやすくなるとのことです。

陥没の原因施設を、ます、マンホール、本管、取付け管、それぞれの接続部に分類した上でどの部位で陥没を起しているのか各種データを整理した結果、取付け管に由来する陥没の割合が58%であったとのことです。


道路陥没(事故)を未然に防止するためには・・・。

以上のようなことから、本管以外にも取付け管調査が重要であることがお分かりいただけたことと思います。取付け管は、下水道本管と比較すると径が小さく、管径φ150mm~200mmのものが多いようです。また、ますから下水道本管に流やすくするために勾配がつけられています。

それでは、取付け管調査に最適な機器を2点ほど紹介させていただきます。取付け管調査カメラは、硬いケーブルをもった押込み式のものが使いやすく、広範囲を見れるものが好ましいと考えられます。弊社では、「アジリオス」があり、簡単に特長を紹介させていただきたいと思います。

アジリオスXR100・XR60


◆ジョイスティック操作でカメラヘッドを回転させることにより側視が可能です。
 ⇒首振りカメラヘッド(パン360°,チルト135°)
◆タッチパネルコントローラ採用による操作性重視。
◆自動水平機能,距離計搭載。
◆リチウムイオンバッテリー内蔵により、最大4時間稼動。
◆発信機による位置探索も可能。
◆直管は管径φ100mm以上、曲管はφ150mm以上で使用できます。
◆ケーブル長は60m・100mです。
◆調査画像はUSBメモリに記録できます。

「アジリオス」の他に、「HS3040」があります。
HS3040は、超広角160°レンズで側視に近い映像を見ることができます。
特長は次の通りです。


◆小型の超広角レンズ(気中画角:約160°、水中画角:約96°)を採用してます。
◆映像のトップが常に天井方向を向いています(自動水平機能)。
◆液晶モニタを見ながら、静止画記録・調査画像の録画ができます。
◆ケーブル長は40mです。
◆耐水圧1.0MPaで水中形防水構造です。
◆超高輝度白色LED照明で、暗い管内でも十分な明るさを得ることができます。
◆SD/SDHCカードに対応しており、調査映像を記録することができます。



 

編集後記

先日、往年の女優であった原 節子さんが9月5日に亡くなっていたことを知り、とても残念だと感じました。95歳だったそうですが、原 節子さんは、昭和37年以降にスクリーンから姿を消してしまい、しばらく鎌倉に住まわれていたそうですが、引退後はマスコミに一切姿を見せない謎めいたところも魅力に感じました。代表的な作品としては、『青い山脈』が有名ですね。この映画の主題歌となった同名の曲を藤山一郎さんと奈良光枝さんのデュエットで歌っていましたが、今聞いてもとても良い曲だと思います。『東京ラプソディ』も歌っていましたね。



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