早いもので1月も、もう終わろうとしていますね。
皆様は「マーケティング」という言葉を一度は耳にしたことがあると思いますが、「マーケティング」などと言っても漠然としていて、マーケティング=市場調査と解釈されておられる方も多いのではないかと思われます。
マーケティングとは一体何なのでしょうか?
私は、「売れる仕組みを考える」のがマーケティングだと考えております。
それぞれの会社には、いろいろな部門があり、いろいろな働きがありますよね。
製造部門では製品を作り、営業部門がそれを売り、管理部門が広告宣伝や販売促進活動を行ってそれらの働きをバックアップしています。
マーケティングの語源は「マーケット=市場」であり、売り手と買い手が互いに納得し、満足してモノを交換・売買するところであると何かで読んだことがあります。
つまり、消費者と企業がともに要求を満たすことを考え、実行することがマーケティングだということなのです。
モノを売るためには、「4つの要素」があると言われており、別名「4P」とも呼ばれているようです。
4Pとは、Product(製品)、Place(場所)、Price(価格)、Promotion(販売促進)の頭文字をとっています。
「セリング(販売活動)」と「マーケティング」を混同してしまっている方もおられるようですが、セリングは、すでに出来上がったモノや仕入れた在庫を売り込む活動なのですが、既に出来上がったモノを売り込むだけでは、限界があることでしょう。
より多くの顧客に満足してもらい、売った企業も満足するためには「売る」という発想だけではなく、「売れるモノ」を作るあるいは仕入れる視点が必要です。
モノを売る会社だけでなく、現場施行を行っている会社も同様の考えを当てはめることができるのでしょうか。長くなってしまうので、ここで区切らせていただこうと思います。興味のある方は図書館等へ行き、学習されてはいかがですか。
下水道や排水設備に関連していない業務の方もおられるかと思いますので、少し
話題を変えてみました。
今回のテーマである、管内(特に下水道)の腐食・破損・変形は、どのように解析
したらよいのかについて話を進めたいと思います。
ある実験結果によると、既設管きょに作用する土圧等の外力については不明な点も多く、今後の合理的な維持管理、補修を進めるにあたっては管きょに作用する土圧の経年変化等を明確にする必要があるようです。
変形の要因として考えられるものとしては、
1.管きょ周辺の地盤に何らかの外力が加わって変形が生じた場合。
2.管きょそのもの自体に変形が生じた場合。
3.経年変化によって変形した場合。
があり、
1.では、上載荷重、通行車両等による振動、地震、地下水の上下変動等が考えられ、
2.では、管そのものの特性(たわみ性管)によるものとして考えられ、
3.については、埋戻土の時間経過による粘性の変化によるものと分けることができる。
埋戻土の締固めは、川砂を使用するか、山砂を使用するかで異なるため、既に埋設されている管は困難だとしても、埋設時の埋戻土の記録も必要になろうかと思われる。
もう一つ要因として考えられることは、土被り深さも考慮しなければならないであろう。
敷設時には想定されていなかった、周辺状況の変化も要因の一つになると考えてみてはいかがか?
例えば、敷設時の周辺は空き地や山林であったが、マンション等の建設によって周辺の土圧荷重が大きくなった、あるいは途中までしかなかった道路が近くの幹線道路と接続され、重荷重車両の通行が増加したケースもあるのではないだろうか。
あと、地形的な要素も要因として考えてみてはいかがでしょうか。
谷戸(丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形)に敷設された下水道管は劣化が著しい傾向が見られるということを何かで見たことがあるのですが、これらの変形の敷設された下水道管が一様に同様の状況を示しているのかは、残念ながら定かではありません。
いずれにせよ、下水道管の変形が進行してしまい、土圧に耐えられなくなってしまうことによって、道路陥没が想定されるため、少しの変形・たわみを見逃すことなく早めの対応が必要であろう。
効果的な方法としては、TVカメラに装着したレーザー照射デバイスで、下水道管内形状を精密に計測し、管内壁の凹凸や変形を描き出すレーザーリングを生成する方法があります。
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このレーザーリングをTVカメラで観察することにより、PCソフトで360°方向の管径を精密計測します。計測データはデータベースに蓄積することにより、管の変形、腐食、破損の解析に利用します。また、PCソフトには管の形状の3D表示、変形、管径などの報告書作成機能をもっているものが望ましいです。
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当社の精密測定・解析システム「プロファイラー」では、管路の内径・形状精密測定システムで、管内径を 0.1mm単位の精度で精密に解析することができます。
「プロファイラー」は、レーザー発信用ハードウェア「スナップオン」数値解析用ソフトウェアにより構成されており、腐食したコンクリート管、ライニング材料のしわの観察、部分的に変形したプラスチック管 等々の解析に利用できます。
ハードウェアの「スナップオン」は、赤色レーザー発信機とバッテリーで構成されており、管内検査用TVカメラに簡単に装着することができます。
なお、レーザー光は管の中心線から垂直方向円周上に発信されます。
また、管内のTVカメラによる目視観察映像とデジタル処理後のデータを比較・並列表示することができます。
プロファイラは、管の腐食の程度を数値化することができます。
あらかじめ管厚がわかっていれば、変形状況がその内の何分の一なのかを判断す
ることができます。
管内TVカメラシステムでは、破損,クラック,浸入水等の目視でも判断できるできるのですが、小さな変形は熟練したオペレーターでも判定することがむずかしいのではないでしょうか。
経年変化(劣化)によるものであれば、時間の経過とともに進行する可能性が高いので、目的に特化した機材が必要になります。年度末まであと2ヶ月程度となり寒い日が続きますが、現場を担当されている方は、ケガ・事故に気をつけてくださるよう願う次第です。
どんなことでもよいので、疑問に思われたことや、質問事項、デモ依頼・見積り依頼等ございましたら、ご遠慮なく下記の問合せページよりお願いいたします。
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https://kantool.co.jp/contact/
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皆様は「マーケティング」という言葉を一度は耳にしたことがあると思いますが、「マーケティング」などと言っても漠然としていて、マーケティング=市場調査と解釈されておられる方も多いのではないかと思われます。
マーケティングとは一体何なのでしょうか?
私は、「売れる仕組みを考える」のがマーケティングだと考えております。
それぞれの会社には、いろいろな部門があり、いろいろな働きがありますよね。
製造部門では製品を作り、営業部門がそれを売り、管理部門が広告宣伝や販売促進活動を行ってそれらの働きをバックアップしています。
マーケティングの語源は「マーケット=市場」であり、売り手と買い手が互いに納得し、満足してモノを交換・売買するところであると何かで読んだことがあります。
つまり、消費者と企業がともに要求を満たすことを考え、実行することがマーケティングだということなのです。
モノを売るためには、「4つの要素」があると言われており、別名「4P」とも呼ばれているようです。
4Pとは、Product(製品)、Place(場所)、Price(価格)、Promotion(販売促進)の頭文字をとっています。
「セリング(販売活動)」と「マーケティング」を混同してしまっている方もおられるようですが、セリングは、すでに出来上がったモノや仕入れた在庫を売り込む活動なのですが、既に出来上がったモノを売り込むだけでは、限界があることでしょう。
より多くの顧客に満足してもらい、売った企業も満足するためには「売る」という発想だけではなく、「売れるモノ」を作るあるいは仕入れる視点が必要です。
モノを売る会社だけでなく、現場施行を行っている会社も同様の考えを当てはめることができるのでしょうか。長くなってしまうので、ここで区切らせていただこうと思います。興味のある方は図書館等へ行き、学習されてはいかがですか。
下水道や排水設備に関連していない業務の方もおられるかと思いますので、少し
話題を変えてみました。
今回のテーマである、管内(特に下水道)の腐食・破損・変形は、どのように解析
したらよいのかについて話を進めたいと思います。
なぜ、変形するのか?
ある実験結果によると、既設管きょに作用する土圧等の外力については不明な点も多く、今後の合理的な維持管理、補修を進めるにあたっては管きょに作用する土圧の経年変化等を明確にする必要があるようです。
変形の要因として考えられるものとしては、
1.管きょ周辺の地盤に何らかの外力が加わって変形が生じた場合。
2.管きょそのもの自体に変形が生じた場合。
3.経年変化によって変形した場合。
があり、
1.では、上載荷重、通行車両等による振動、地震、地下水の上下変動等が考えられ、
2.では、管そのものの特性(たわみ性管)によるものとして考えられ、
3.については、埋戻土の時間経過による粘性の変化によるものと分けることができる。
埋戻土の締固めは、川砂を使用するか、山砂を使用するかで異なるため、既に埋設されている管は困難だとしても、埋設時の埋戻土の記録も必要になろうかと思われる。
もう一つ要因として考えられることは、土被り深さも考慮しなければならないであろう。
敷設時には想定されていなかった、周辺状況の変化も要因の一つになると考えてみてはいかがか?
例えば、敷設時の周辺は空き地や山林であったが、マンション等の建設によって周辺の土圧荷重が大きくなった、あるいは途中までしかなかった道路が近くの幹線道路と接続され、重荷重車両の通行が増加したケースもあるのではないだろうか。
あと、地形的な要素も要因として考えてみてはいかがでしょうか。
谷戸(丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形)に敷設された下水道管は劣化が著しい傾向が見られるということを何かで見たことがあるのですが、これらの変形の敷設された下水道管が一様に同様の状況を示しているのかは、残念ながら定かではありません。
いずれにせよ、下水道管の変形が進行してしまい、土圧に耐えられなくなってしまうことによって、道路陥没が想定されるため、少しの変形・たわみを見逃すことなく早めの対応が必要であろう。
レーザー照射による、管路の内径形状の測定・解析システム
効果的な方法としては、TVカメラに装着したレーザー照射デバイスで、下水道管内形状を精密に計測し、管内壁の凹凸や変形を描き出すレーザーリングを生成する方法があります。
画像をクリックでメーカーHPへ

このレーザーリングをTVカメラで観察することにより、PCソフトで360°方向の管径を精密計測します。計測データはデータベースに蓄積することにより、管の変形、腐食、破損の解析に利用します。また、PCソフトには管の形状の3D表示、変形、管径などの報告書作成機能をもっているものが望ましいです。
画像をクリックでメーカーHPへ

当社の精密測定・解析システム「プロファイラー」では、管路の内径・形状精密測定システムで、管内径を 0.1mm単位の精度で精密に解析することができます。
「プロファイラー」は、レーザー発信用ハードウェア「スナップオン」数値解析用ソフトウェアにより構成されており、腐食したコンクリート管、ライニング材料のしわの観察、部分的に変形したプラスチック管 等々の解析に利用できます。
ハードウェアの「スナップオン」は、赤色レーザー発信機とバッテリーで構成されており、管内検査用TVカメラに簡単に装着することができます。
なお、レーザー光は管の中心線から垂直方向円周上に発信されます。
また、管内のTVカメラによる目視観察映像とデジタル処理後のデータを比較・並列表示することができます。
プロファイラは、管の腐食の程度を数値化することができます。
あらかじめ管厚がわかっていれば、変形状況がその内の何分の一なのかを判断す
ることができます。
編集後記
管内TVカメラシステムでは、破損,クラック,浸入水等の目視でも判断できるできるのですが、小さな変形は熟練したオペレーターでも判定することがむずかしいのではないでしょうか。
経年変化(劣化)によるものであれば、時間の経過とともに進行する可能性が高いので、目的に特化した機材が必要になります。年度末まであと2ヶ月程度となり寒い日が続きますが、現場を担当されている方は、ケガ・事故に気をつけてくださるよう願う次第です。
どんなことでもよいので、疑問に思われたことや、質問事項、デモ依頼・見積り依頼等ございましたら、ご遠慮なく下記の問合せページよりお願いいたします。
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最後までお読み頂き有難うございました
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