皆様ご機嫌いかがでしょうか?
秋もすっかり深まり、寒く感じられる日もありますよね。
風邪などひかれていないでしょうか?
先週末に、社員旅行ということで、和歌山県の高野山へ行ってきました。早いところでは、紅葉が見られるところも一部ありました。
和歌山県伊都郡高野町にある標高約1,000m前後の山々の総称して高野山というそうです。なんでも、平安時代の弘仁10年(819年)頃より空海(弘法大師)が修行の場として開いた高野山真言宗、ひいては比叡山と並び日本仏教における聖地だそうです。
寺院数は、高野山真言宗総本山金剛峯寺、大本山宝寿院のほか、なんと子院が117か寺に及んでいるとのことでした。大きな寺院の建物と広大な墓地がとても印象的に感じられました。ご存知の方も多いと思いますが、ユネスコの世界遺産に登録されたことで有名ですよね。皆様も是非、行かれてみてはいかがですか。
興味の無い人にとってはつまらない話でゴメンなさい。
それでは、本題に入りたいと思いますが、下水道(維持管理)に携わっていない人にとってはわかりにくく、興味が無い話になってしまわないように、話を進めてゆきたいと思います。
今でも、「ぼっとん便所」を使用されている方にとっては、本当に関係無い話になってしまうかも知れませんが、平成27年3月末現在での全国の下水道普及率(福島県を除く)は77.6%になっているそうです。ですから、多くの人が日常の生活の中で下水道を利用しているということが言えるわけですよね。
下水道料金はいつ、どこで支払っているのか知らない方がおられたなら少しは参考になるかと思われますが、下水道料金は水道使用料金に含まれています。水道を使用しておらず、井戸水を使用されてる方でも、使った水を公共下水道へ流している場合は、料金の支払いが必要になりますので注意してくださいね。
私達が清潔で快適な生活を送れるのは下水道があるからなのですが、下水道は地面の下の見えない所を通っていることと、汚れた水が流れているために、注目されない存在になってしまうんですね。
台風などで大雨が降ったとき、下水道が整備されていないと洪水が発生したりする可能性も考えられます。
下水道に興味が無い人も少しは理解していただければ良いのですが・・・。
下水道の普及は、昭和33年に下水道法が制定されてから急速に整備されてきました。
現在では、下水道管路の総延長は46万kmに達していますが、この中で布設されてから50年を経過した老朽化管路は約1万km存在しており、下水道が原因している道路陥没は全国で年間4,000件以上発生しているそうです。年々、老朽化した下水道管路が増加するに従って陥没事故も増えてくる危険性が十分考えられます。
このような陥没事故が増えてくると他人ごとではなくなってきます。もし、あなたが道路を歩いていて、陥没した中に落ちてしまったらどうしますか?
あなたの大切な家族が陥没した中に足を踏み入れてケガをしてしまったらどうしますか?
このようなことが発生しないように、自治体では下水道の維持管理を急ピッチで進めているようですが、ここで必要となる費用も私達が収めている下水道料金が使用されております。
国土交通省では数年前から、「B-DASHプロジェクト(Breakthrough by Dynamic Approachin Sewage High Technology Project)」を実施することによって、下水道に関する新技術の研究開発および実用化を加速することによって、下水道事業におけるライフサイクルコスト低減や投資の最適化および再生可能なエネルギーの創出を実現できるよう事業を進めております。
平成25年度に実施された、「スクリーニング調査を核とした管渠マネジメントシステム技術」では、より多くの管路をより早く点検する必要があるとの需要に基づき、「管口カメラ」や「広角展開カメラ」および「プロファイリング技術」等、弊社の製品が実証研究で使用されました。
4年半前に発生した東日本大震災は多くの方の記憶に残っていると思われますが、多くの人たちが苦労したことがトイレだということがご存知の方も多いのではないかと思われます。
このようなことから、自治体は全事業主体で必要な項目を網羅したBCP(事業継続計画〔Business Continuity Plan〕)に更に力を入れるようになりました。
訓練や点検等を通じてBCPを定期的に見直し、災害時支援協定の締結、応急復旧資機材の確保などの事前対策を行っております。
地震や津波等、残念ながら災害の発生を防ぐことは出来ませんが、災害による被害を最小限に抑え、一刻も早い復旧を目指すことは、国や自治体任せではなく、私達一人ひとりが心がけることも必要ではないでしょうか?
災害の規模によっては、マンホールの位置がズレたり、わからなくなってしまうことも十分考えられます。
日頃からの点検・調査を行い、位置情報や点検・調査記録をデータベースとして、管理しておくことが必要です。
平成17年9月に「循環のみち」を基本コンセプトとして「下水道ビジョン2100」が策定されました。平成19年6月にビジョン実現に向けた「下水道中期ビジョン」がとりまとめられました。
その後、少子高齢化の進行や東日本大震災の発生により、更なる成熟化を図るたるに「『循環のみち下水道』の成熟化」を図るための「『循環のみち下水道』の持続」と「『循環のみち下水道』の進化」の位置付けが行われました。
下水道を管理する立場の自治体にとって、知識と経験の豊富なベテラン職員の定年による大量退職や布設後50年を経過した管路の増大による施設の老朽化と少子化による将来的な下水道事業への投資の縮小は今後、大きな課題となりつつあり、早急な対策が望まれます。
今日もたくさん?のネタを出してしまったので、次回は何をテーマにしようかと
今から悩んでしまっております。
ネタが尽きないように、また読者の皆様が楽しめるようなネタを考え・見つけて
まいりますので、よろしくお願いいたします。
秋もすっかり深まり、寒く感じられる日もありますよね。
風邪などひかれていないでしょうか?
先週末に、社員旅行ということで、和歌山県の高野山へ行ってきました。早いところでは、紅葉が見られるところも一部ありました。
和歌山県伊都郡高野町にある標高約1,000m前後の山々の総称して高野山というそうです。なんでも、平安時代の弘仁10年(819年)頃より空海(弘法大師)が修行の場として開いた高野山真言宗、ひいては比叡山と並び日本仏教における聖地だそうです。
寺院数は、高野山真言宗総本山金剛峯寺、大本山宝寿院のほか、なんと子院が117か寺に及んでいるとのことでした。大きな寺院の建物と広大な墓地がとても印象的に感じられました。ご存知の方も多いと思いますが、ユネスコの世界遺産に登録されたことで有名ですよね。皆様も是非、行かれてみてはいかがですか。
興味の無い人にとってはつまらない話でゴメンなさい。
それでは、本題に入りたいと思いますが、下水道(維持管理)に携わっていない人にとってはわかりにくく、興味が無い話になってしまわないように、話を進めてゆきたいと思います。
下水道料金について
今でも、「ぼっとん便所」を使用されている方にとっては、本当に関係無い話になってしまうかも知れませんが、平成27年3月末現在での全国の下水道普及率(福島県を除く)は77.6%になっているそうです。ですから、多くの人が日常の生活の中で下水道を利用しているということが言えるわけですよね。
下水道料金はいつ、どこで支払っているのか知らない方がおられたなら少しは参考になるかと思われますが、下水道料金は水道使用料金に含まれています。水道を使用しておらず、井戸水を使用されてる方でも、使った水を公共下水道へ流している場合は、料金の支払いが必要になりますので注意してくださいね。
私達が清潔で快適な生活を送れるのは下水道があるからなのですが、下水道は地面の下の見えない所を通っていることと、汚れた水が流れているために、注目されない存在になってしまうんですね。
台風などで大雨が降ったとき、下水道が整備されていないと洪水が発生したりする可能性も考えられます。
下水道に興味が無い人も少しは理解していただければ良いのですが・・・。
下水道が原因で道路陥没がおきてしまうことがあります。
下水道の普及は、昭和33年に下水道法が制定されてから急速に整備されてきました。
現在では、下水道管路の総延長は46万kmに達していますが、この中で布設されてから50年を経過した老朽化管路は約1万km存在しており、下水道が原因している道路陥没は全国で年間4,000件以上発生しているそうです。年々、老朽化した下水道管路が増加するに従って陥没事故も増えてくる危険性が十分考えられます。
このような陥没事故が増えてくると他人ごとではなくなってきます。もし、あなたが道路を歩いていて、陥没した中に落ちてしまったらどうしますか?
あなたの大切な家族が陥没した中に足を踏み入れてケガをしてしまったらどうしますか?
このようなことが発生しないように、自治体では下水道の維持管理を急ピッチで進めているようですが、ここで必要となる費用も私達が収めている下水道料金が使用されております。
どんな対策が行われているのか?
国土交通省では数年前から、「B-DASHプロジェクト(Breakthrough by Dynamic Approachin Sewage High Technology Project)」を実施することによって、下水道に関する新技術の研究開発および実用化を加速することによって、下水道事業におけるライフサイクルコスト低減や投資の最適化および再生可能なエネルギーの創出を実現できるよう事業を進めております。
平成25年度に実施された、「スクリーニング調査を核とした管渠マネジメントシステム技術」では、より多くの管路をより早く点検する必要があるとの需要に基づき、「管口カメラ」や「広角展開カメラ」および「プロファイリング技術」等、弊社の製品が実証研究で使用されました。
下水道のBCP策定について
4年半前に発生した東日本大震災は多くの方の記憶に残っていると思われますが、多くの人たちが苦労したことがトイレだということがご存知の方も多いのではないかと思われます。
このようなことから、自治体は全事業主体で必要な項目を網羅したBCP(事業継続計画〔Business Continuity Plan〕)に更に力を入れるようになりました。
訓練や点検等を通じてBCPを定期的に見直し、災害時支援協定の締結、応急復旧資機材の確保などの事前対策を行っております。
地震や津波等、残念ながら災害の発生を防ぐことは出来ませんが、災害による被害を最小限に抑え、一刻も早い復旧を目指すことは、国や自治体任せではなく、私達一人ひとりが心がけることも必要ではないでしょうか?
災害の規模によっては、マンホールの位置がズレたり、わからなくなってしまうことも十分考えられます。
日頃からの点検・調査を行い、位置情報や点検・調査記録をデータベースとして、管理しておくことが必要です。
新下水道ビジョンについて
平成17年9月に「循環のみち」を基本コンセプトとして「下水道ビジョン2100」が策定されました。平成19年6月にビジョン実現に向けた「下水道中期ビジョン」がとりまとめられました。
その後、少子高齢化の進行や東日本大震災の発生により、更なる成熟化を図るたるに「『循環のみち下水道』の成熟化」を図るための「『循環のみち下水道』の持続」と「『循環のみち下水道』の進化」の位置付けが行われました。
下水道を管理する立場の自治体にとって、知識と経験の豊富なベテラン職員の定年による大量退職や布設後50年を経過した管路の増大による施設の老朽化と少子化による将来的な下水道事業への投資の縮小は今後、大きな課題となりつつあり、早急な対策が望まれます。
編集後記
今日もたくさん?のネタを出してしまったので、次回は何をテーマにしようかと
今から悩んでしまっております。
ネタが尽きないように、また読者の皆様が楽しめるようなネタを考え・見つけて
まいりますので、よろしくお願いいたします。